ホリスティックケアエッセー

2011-11-29 10:37:15
頭痛や神経痛がでると非常に煩わしいものです


頭や顔面、肩の上部まで痛みや、ピリピリとした感覚があったり、痛みまではいかなくても、ずーんと圧力がかかっているような重さがある



頭部の痛みは重大な疾患が隠れていることがあるので、定期的にそんな感覚が襲ってくる場合や、急激な痛みには必ず脳神経科などを受診することが大切です



ただし、それでも異常が見られない場合。患者さんにもよくオススメするのが『仙骨』を温める方法です


検査で異常がなかった場合には病院でも血流をよくするよう指導されます。
確かに、頭部や肩、首の痛みは一部の頭痛を除いて、血流の悪さのためにおこっていることも多くそんな方は、冷えも自覚されている場合があります。
仙骨には冷えのツボもあり、神経痛様の痛みと冷えを同時に改善するには良いポイントです



患者さんや、その周辺の方にも広まって好評の仙骨の温め。
まずは仙骨の位置ですが、骨盤の左右の腸骨を繋いでいる逆三角形の骨で、お尻の割れ目の上辺りにあります。背骨の土台、身体の中心などとも言われ、頭蓋骨と連動して動くとされています
ここをカイロなどで温めます。ショーツにカイロを貼って、タイツで押さえるのがよいようですが、トイレの際に落ちてしまいやすいので要注意(経験談多数)
最近はカイロを入れるポケット付きの腹巻も売っているので、それを利用するのも良いと思います



仙骨は頭蓋骨と連動して動くことから、仙骨矯正(美顔、痩身などを目的とするものも)、クラニオセイクラルなど、ここを調整するメソッドも多数存在する場所



もう一つ効果を現す理由として私が考えているのは、身体の重心の意識が変わること。身体より頭を使うことの多い現代人は、どうしても『気』が上に登りやすく下半身が弱々しくなりがちです。
本来はおへその下辺りの『丹田』に重心があることが身体の充実と胆力のためには必要なのですが、現代の日本人の多くの方の重心がもっと上にあります


仙骨は、身体の中心といわれるだけあってちょうど丹田の辺りですから、そこが温まっていると、自ずと意識が向いていきます。加えて「カイロ落ちてないかしら」と確認すれば少しそこへ力が入ります(笑)



頭痛、神経痛様の痛み、冷えに仙骨の温め、手軽にできるセルフケアですので是非お試し下さい